I-94は、アメリカに到着したり、経由したりする飛行機野中で、よく税関申告書と一緒に配られます。これはアメリカに出入国した記録をとる物で、入国時に半券を渡され、出国時に回収される仕組みです。税関申告書は家族で1枚書けばいいですが、I-94は個人単位で書かなければならないので注意してください。

記載しなければならない内容は以下の通りです。パスポートを取り出せる状態にしておけば、滞在先の住所だけ別途メモしておけばいい内容です。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 性別
  • パスポート番号(旅券番号)
  • 航空便など、入国に使った交通手段の便名
  • 居住国
  • 搭乗地
  • 査証発行地(パスポートの発行地ではないので注意)
  • 査証発効日(パスポートの発効日ではないので注意)
  • 米国内の住所(ストリート名)
  • 米国内の住所(州、市)

ペラペラの紙を一枚渡されるだけなので、なんとなく大した書類に思えないのですが、これが実は非常に大事です。パスポートやビザと同等に重要だと思ってください。可能であれば出来るだけ早いうちにコピーをとっておく事をお勧めします。万一紛失した時に、コピーがあると無いとでは全然違うと聞きます。無い場合は下手するとうまく出国できないとか…(((゜∀゜;)))

2010年7月1日からI-94の制度が変わったそうです。それまでは乗り継ぎやビザ無しでアメリカに入国する方は緑色のI-94に記入する義務があったのですが、今後は記入の必要はありません。緑色のI-94そのものが無くなったそうです。したがって、I-94に記入しなければならないのは、アメリカ市民(citizen)とビザ所有者のみです。該当者は白いI-94に記入してください。

「飛行機の中で寝てたらI-94の用紙を受け取れなかった!!!」という方も焦る必要はありません。入国審査場のあたりに必ず備えてあります。もしくは飛行機を降りるときにでもCAの方に言えばもらえます。

I-94を紛失したら

上記のようにパスポートやビザと同等に大切に大切に扱って欲しいI-94ですが、それでも紛失してしまったり盗難にあってしまうこともあります。その際は早めに再発行の手続きを取りましょう。

I-94の再発行依頼は米国市民権・移民局にI-102というフォームを提出することで行えます。2010年9月現在、フォームをダウンロードできるサイトはこちらです⇒ダウンロードページへ

私もこの記事を書くために初めて再発行の手続きを調べましたが…再発行手数料が高いっ!なんと$320…。I-94を紛失しただけでもショックなのに、泣きっ面に蜂とはこのことです。絶対に無くさないようにしましょう。

naoto612

Share
Published by
naoto612

Recent Posts

ヒューストンの空港

アメリカ南部の街に分類されるヒ…

8年 ago

ヒューストンの遊び場

いくらヒューストンがアメリカの…

8年 ago

日本の食材

アメリカの大都市では大体日本の…

8年 ago

アパート探し

アメリカに渡ったらしばらくはホ…

8年 ago

ヒューストンの気候

このページではヒューストンの気…

8年 ago

車の入手

ヒューストン生活に車は必須。運…

8年 ago