ヒューストンで食料品を買出しに行く際、個人経営の食料品店もありますが、ほとんどの方はチェーンの大手スーパーマーケットに行くと思います。ヒューストンのスーパーマーケットは基本的に日本と同じ仕組みなんですが、若干習慣が違いますので、そのあたりを紹介します。
ヒューストンのスーパーマーケットの野菜売り場はワクワクします。多種多様な野菜が、よく言えば「所狭しと」、悪く言えば「無造作に」置かれているからです。初めて買い物に行ったときの衝撃と言ったらありませんw画像でお見せしたかったのですが、iPhoneのカメラは上手くピントが合わず断念。今度カメラを持って行ってきます。
野菜の売られ方ですが、半分以上は量り売りです。自分でビニール袋を取って、好きなだけ袋に入れてレジに持参します。あらかじめ重さが分かるように、その辺に秤が設置してあります。お店によっては秤にタッチパネルが付いていて、商品番号(商品の棚に番号が書いてある)を入力して、プリントボタンを押すと出てくるバーコード付きのシールをあらかじめ貼ってレジに持ってきてください、と言うところもあります。ちょっとお洒落なお店に多い気がします。
量り売りでない場合、EA(Eachの略)単位で売られています。日本だと1袋、1束、1個など、色んな言い方がありますが、英語では全部EAで表現されます。
レジでは、お客さんが商品をベルトコンベアのようなところに、かごから出して置いていきます。前のお客さんの商品と区別がつけられるように、幅5cm程度のプラスチックの棒がその辺においてありますので、前のお客さんの商品と自分の商品との間に置きましょう。
例えばお米のように、重いものはカートに乗せたままでOKです。「I have a bag of rice (in this cart).」とか自己申告すると、レジ打ちの人がバーコードスキャナーを持ってきてスキャンしてくれます。
ベルトコンベアに乗せられた商品は、バーコードスキャナのところまで流され、レジ打ちの人が一つ一つスキャンしてくれます。そして、袋に詰めるテーブルに寄せられていきます。商品が相当乱雑に扱われますが、文化の違いと思って諦めてくださいw袋に詰めるテーブルには袋詰め専用のお店の人がいるか、レジ打ちの人が詰めてくれるかのどちらかです。自分で袋に詰めることはほとんどありません。たまに「おぉ!」と思うような手さばきで袋に詰める人がいるので、楽しみましょう。
日本だとまず現金だと思いますが、ヒューストンではクレジットカード、デビットカード、現金、小切手(Check)の順で支払っている人が多いです。現金で払う人も、あまり小銭をジャラジャラと探したりしません。スマートに(?)紙幣で払って、小銭のおつりをもらっています。
こういう文化で小銭が貯まりやすいせいか、スーパーマーケットには小銭を紙幣に両替する機械が置いてあります。多少手数料を取られますが、袋いっぱいの小銭を機械に流し込んでいるお客さんの姿をよく見かけます。多分家に帰ったら、財布の中の小銭を袋に貯めておいて、まとめて持ってきているんでしょうね。
車社会のヒューストンでは、日々スーパーマーケットで新鮮な野菜を仕入れることよりも、週末などに車でまとめ買いに行くのが通例です。ということはカートいっぱいのお買い物になることもしばしば。レジを通ったあとも袋を両脇に抱えて、と言うわけにはいきません。
というわけで、レジを通った後もカートを押していきます。車があるところまで押していきます。無事に車に荷物を詰め込んだあと、そのカートをお店に戻すのがめんどくさい…、大丈夫です。カートは駐車場にカート置き場があって、そこに並べておけば従業員の方が片付けてくれます。
どう見てもカート回収専任の人がやっています。ここに人件費を使うのか~、とも思うんですが、確かにこの片付けの人がいないとお客は相当大変です。土日なんかは、回収されたカートが20mほどに亘って芋虫のように従業員の後を付いて行く姿がみられます。最後尾にはカートを押す専用の機械が付けられていたりして、これまた面白い文化の違いです。