このページではヒューストンの気候と言うか、天気と言うか…その辺のことを紹介します。
ケッペンの気候区分(中学生の時に習った。懐かしい!)によればヒューストンを始め、アメリカ南東部は温帯の温暖湿潤気候になります。
いやいや、絶対もっと暑いって!と思ったら、亜熱帯の区分があれば亜熱帯になるそうです。ケッペンの気候区分には亜熱帯が無いんですね。
日本で言えば鹿児島本島以南あたりが亜熱帯の気候区分になります。
亜熱帯と言われて何となく想像できると思うのですが、夏はとにかく蒸し暑いです。ヒューストン人に言わせると、この湿度が無いと日差しで肌がやられてしまうということなのですが、それも納得な日差しの強さがあります。いずれにせよ夏は過ごしにくいということで…。
また、夏の中盤から秋の始まりにかけてカリブ海でハリケーンが発生します。私はまだ激しいハリケーンを体験していないのですが、4~5年に1回くらいはかなりの規模のハリケーンに見舞われるようです。そうなると街全体が停電に陥って、クーラーが効かず、暑さのためにどうしようもなくなるんだとか。
かと言って冬はしっかり寒いです。気温も0℃やそれ以下まで下がることがあります。雪も稀に降ります。
しっかりと記録を付けたわけではないのですが、365日のうちの1割くらいしか雨が降りません。他は曇っていたり、晴れていたりします。夏の晴れの日なんかは外に出るとそれだけで火傷しそうです。
朝は曇っていて、日中から晴れ間が射し、恐ろしく暑くなるというのがよくあるパターンなのですが、朝から晴れているときは本当に空が青くてすがすがしい気持ちになります。東京ではどんなに晴れていてもあんな青い空は見られませんよ~。
雨の降り方は、亜熱帯らしく夕方くらいにスコールのような土砂降りが2時間ほど続いて、あとは止むというパターンが多い気がします。朝からシトシトという日本の梅雨のような雨は年に数えるほどです。したがって、ヒューストンで傘を持ち歩く人を見ることはありません。あ、ゴルフコースに行けばいるかも。何よりも車で移動しますから、雨が降ってもほとんど関係ないんですよね。
こんな少ない雨量なのですが、水不足というのは聞いたことがありません。どうして大丈夫なのかとヒューストン人に尋ねたことがあるのですが、街の所々で見る給水タンクに水を貯めていたり、基本的には地下水を使っているのだそうです。地下水はどこから続いているのか分かりませんが、かなり豊富な水量のようです。地盤沈下しないといいけど…。